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沖縄で注文住宅を建てるなら!RCか木造か-結局どっちにすべき? 2018年01月1日

沖縄の住宅と言えば、沖縄で暮らしている方の多くがRC(鉄筋コンクリート)造の住宅を想像されます。
というのも、戦後アメリカの技術を受けて木造よりもRCの方が台風に強く、耐久性に優れているという認識が広がったためと言われています。

しかし今日では、新たに住宅を建てる人にはRCと同様に木造も選択肢に上がることが増えています。
そこで「結局どっちが良いの?」という疑問に対してそれぞれのメリットやデメリットを御紹介します。

□RC(鉄筋コンクリート)造

メリット
1 遮音性の高さ(音を通しにくい)
2 気密性の高さ(風を通しにくい)
3 耐火性の高さ(燃えにくい)
4 蓄熱量の多さ(家の中に熱を蓄えやすい)

デメリット
1 蓄熱量の多さ
2 熱伝導性の高さ(家中に熱が伝わりやすい)
3 地盤補強費用が高い(比重が重いから)
4 ひび割れしやすく鉄筋腐食を招く

以上がRCの主なメリット・デメリットになります。

疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、蓄熱量の多さは家の中の熱を保つことに有効なため、冬の寒い季節にはメリットとなりますが、基本的に年間を通して高温な気候の沖縄ではデメリットとも捉えられます。

また、多様な面で耐久性に優れていますが、ひび割れして鉄筋腐食してしまうと結局メンテナンス費用が高くなります。

しかし、その重さなどから沖縄の強風や台風に強いということは大きな特徴の一つですね。

□木造

メリット
1 加工や設計の自由度が高い
2 調湿機能がある(湿気を吸ったり放出したり自然調節してくれる)
3 熱伝導率が低い(家の中の熱が広がりにくい)

デメリット
1 乾燥に影響されやすい(収縮や割れなど)
2 湿気に弱い(カビや腐食のおそれがある)
3 強度にばらつきが出やすい

一見するとそのデメリットから耐久性が非常に弱く見える木造建築ですが、これこそ多くの人がしている勘違いなのです。
というのも確かに、短期的に考えると前述したRCのほうが耐久性に優れていて沖縄の気候風土にも適している面が多いかもしれません。

しかし、家の寿命を考えて長期的に見ると、木造住宅でこれらのデメリットを体感するには一般的にかなりの年月がかかります。木造は長寿な住宅の建築に適しているということです。
一方で、あまりに湿気や乾燥が極端であると、収縮や腐食などの可能性もあります。

□まとめ

このように、RCと木造にはそれぞれに良い点と悪い点がありますので、結局一概にどちらがいい悪いと言う事は難しいです。お住まいになる地域の気候的特徴や、皆さん自身が大事にしたい、優先度の高い項目について考えたうえで、プロの話を聞いて決めるようにしましょう。


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