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木造住宅の気になる木材!! 針葉樹と広葉樹の違いって? 2018年06月1日

葉が針のようにトゲトゲした針葉樹はヒノキ、スギなどが有名です。

対して広葉樹は平たく幅の広い葉を持ちます。

見た目では分かりやすい2種類の木ですが、木材の性質においてもそれぞれ異なる特徴があります。

針葉樹は変形しにくく加工しやすいため、木造住宅の主要として多く使用されています。熱伝導率も小さいため温かみを感じやすいのも特徴です。

広葉樹はケヤキやクリなど、変形しやすい性質があります。

広葉樹のひとつのアオダモは野球のバットに用いられるほど硬く、建具や家具などに使われます。

比重は針葉樹よりも大きく、熱伝統率も高く、手触りは硬く冷たい感触です。
これは針葉樹と広葉樹では細胞自体、組織の成り立ちが違うことが理由です。

針葉樹の場合は、ほとんどの樹種において90%以上が仮道管で構成されています。

仮道管は水を根から吸い上げ樹幹を通して葉に運ぶ管のことですが、木を支える役目も同時に担っています。

細胞は整然とされた配列になっており、そのためその性質も統一されたように単純なものです。

一方の広葉樹は、複雑な組織構造を有していることが多く、細胞によって様々な役割分担が行われています。

細胞の種類が多いということはその性質も豊富にあるということです。

前述したような硬く変形しやすいといった大まかな特徴はありますが、その種類から一概には言えないものも存在します。

例えば、広葉樹は一般的には重くて硬いというイメージがありますが、中にはその認識とは異なる種類もあるのです。

針葉樹の種類が540種と言われているのに対して、広葉樹の種別はなんと20万種と、針葉樹の約370倍以上もの多さを誇ります。さらに構造も複雑なため、木材に用いる場合にも適材適所が異なります。

広葉樹は多様な種類がありますが、重くて硬いものが一般的で、強度がありキズがつきにくい材料として重宝されています。

靴を履いたまま部屋にあがる文化のある欧米では床材に最適とされているのです。

他にも家具や椅子の材料としても用いられます。対して針葉樹は建築構造として活用されるなどそれぞれに役割の違いがあります。


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