家は大切に使えば何十年も住み続けることが出来ます。
しかし、人のライフスタイルというのは変化していくものですから、いつまでも同じように暮らすことは出来ません。
その時々に合わせてリフォームをしていくことも大切です。
では、リフォームをするにあたって最適な時期はあるのかを、目的に考えていきましょう。
まず、家を購入したときは独身だったとして、その後に子供が出来ることが想定されます。
子供がまだ幼児であれば親と同じ部屋で生活をしていくことは問題ないのですが、学校に行きプライバシーを求めるのであれば、子供部屋が必要です。
1部屋くらいであれば、使っていなかった部屋を片付けて、子供部屋にすることもできますが、さらに子供が増えて子ども部屋を作るということになれば、リフォーム工事が必要となってきます。
たとえば家の中でも大きな部屋に壁をつくって、2部屋にリフォームをしたりすれば、それほどコストもかけずに子供部屋を作れます。
次に考えられるリフォームをする時期としては、年齢を重ねていくと、夫婦の親も年老いてくるので、両親と同居するので2世帯住宅にすることです。
2世帯住宅となれば、台所、風呂、トイレ、玄関などの設備を増設しなければいけなくなりますから、かなり大掛かりな工事が必要となります。
ここで大事なのは、これまで別々に暮らしてきた世帯が一緒に暮らすとなれば、プライバシーの保護や生活リズムのことで衝突しがちなので、それをうまく守ることが出来るような設計にしていくことです。
さらに月日が経過し、子供たちが独立し、夫婦も高齢化に伴いバリアフリーにすることを検討していくことになります。
バリアフリーにする際には、段差がなくなれば転ばない、と安心することは出来ませんから、手すりや階段を上るための階段昇降機なども取り付けていくことが賢明です。
また、高齢者が亡くなる原因として風呂場と脱衣所の温度差というのもありますから、脱衣所に暖房をつけることも検討していきましょう。