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シロアリに強い家とは? 2016年05月23日

木材を食しているシロアリは、主に日本の伝統家屋でもある木造建物には脅威的な存在でもあります。

そのため、家を建築する上ではシロアリ被害の発生を予期して建築を行なうことが肝要です。

まず、シロアリの被害発生の予防法としては、家の基礎となる土台がどのように作られるかが鍵を握ります。

シロアリは土の中に住みつくため土の中から侵入し、近くにエサとなる木材の存在が住みつく上で適した環境となります。

土壌には柔らかい層と硬い層が存在しますが、建築基準法では布基礎、ベタ基礎、杭基礎の三つの基礎を規定しています。
つまり土壌の様相に従って、いずれかを選択することとなります。

この基礎のなかでシロアリに一番強いと言われているのはベタ基礎による工法です。

その理由としては、「コンクリートで土を覆うベタ基礎はシロアリの侵入経路を断つため一般的にシロアリに強いと言われている。」からです。

またターミメッシュ工法というものもシロアリに効果的です。
目の細かいステンレスの金網を基礎や配管の周囲に設置するものです。

ベタ基礎はコンクリートで土自体を覆いますが、長年、使用するとコンクリートが劣化してひび割れなどを発生させることもあるため、
ターミメッシュ工法を併用すればひび割れによる隙間からのシロアリの侵入を防ぐことができます。

その他に家を建築する上では、使われる木材が鍵を握るケースも多いです。
そのため、どういった種類の木材を活用して家を建築するかは重要となります。

さらに、木材で対策する場合、モミやマツなどの木材を避けましょう。

モミやマツの木はシロアリがエサとして好む木材であり、比較的にそういった木材で柱などを作るとエサとして利用される恐れも高まります。

防蟻性は、木によって大きくことなるため家を建てる前に使う予定の木材が防蟻性が高いか調べてみることをおすすめします。
比較的にシロアリの食害に強い木材は、桧とヒバ、杉、クスノキなどが比較的に強いです。

防蟻性については、大・中・小と木材によってランク付けがなされていますので、木材の使用を選択する上での参考にすることもできます。

このようにしてシロアリの被害を防ぐことが、安心して住める家作りにつながります。


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